2012年1月3日火曜日

60cm規格水槽で楽しむ海水魚飼育



2005年の、マリンアクアリストにも登場し、仰々しい装置が無くても
海水魚飼育をキチンと楽しめるという、当店のコンセプトのデモ水槽です



雑誌取材を受けた時点で、
既に設置後3年程が経過していました。
まだまだ、海水魚飼育は大型水槽と
大型設備が必須といった考えが主流で
大金を要すると皆が考えていた時でしたが
配達設置込みで五万円という料金設定と
単純な解りやすい装置で、
沢山のご支持を頂きました
この写真を見ても、キレイで魅力的です(^_^)



しかし、月日が経ち、良好な状態を保ったサンゴは、
成長してゆきます(; ̄ェ ̄)
写真のウミキノコは、
上の写真の左手で丁度良い
アクセントとなっていた奴です。
小型水槽でも、
長年に渡り生体を維持できる証明として、
大切にレイアウトをキープしてきましたが
ここまで、育つと一般の方からキモチワルイ
などの悲しい声も聞かれるようになり始めました。
彼の大きな身体は、水槽内に流れの淀みを作り、
トロロ状の苔の発生を誘発します。



 リン酸を、スキマーで除去しやすくする
ケミカルを使用したトコロ
カクレが、お星さまになりました・・・・
愕然としつつ、簡単に小手先に逃げた自分を責めつつ
12月23日に、リセットを開始しました。


永年、慈しんできた底砂を、
思い切って吸い出します。
猛烈な濁りです。



 一気に、10年越しの堆積物をすいとります




 すると・・・水槽の底から忘れ去っていたモノが
プレナムという言葉に、感銘を受けて様々な事を取り組んでいた頃でした
イロイロな工夫をしたもんだなあと
思い出に浸ってみたり




新たなレイアウトは、擬岩で組もうと構想していたので
最初から、ライブロックは全部撤去し
漬物化しているバックウォールから、
適当なのを見繕って並べてゆきます。



店舗中央の、楕円水槽から種砂を拝借し




立ち上がりを早める目的で、
バックウォール周辺は種砂を多めに敷きます。



今回の底砂は、一回敷いたら
10年は換えないという、経験を踏まえ
このところ使うと大変結果のよい、
アラゴナイトを奢ってやります。





アラゴナイトを一切洗いもせずに投入したため
猛烈に濁るかとおもいきや、そうでもなく





スキマーは、当然吹きあがります
これだけ良い反応するのだから、
規格水槽なら充分対応できます


スキマーって考案した人ってスゴイなあって
この分離されてる泡を見ると、いつも思う次第です


  
水を張って、3時間ほどで
大分と濁りも澄んできました





擬岩の良さは、人工造形物であることを
完全に隠してしまうトコロなのですが
その良さをアピールしつつ、存在を解りやすいように
あえて、左半分は曝したカタチで
レイアウトを組んでみました。
日本で、一番流通の多いであろう60センチ規格水槽
コレで格好良くレイアウトするのは、
縦横比が横に間延びする分、少し難しいですが
それだけ、腕の見せ所です。
コレが、意外に楽しいんで
実は、この後もドンドン進化しておりますが
その御報告は、近々にも



アクアショップAREA HP



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