2012年2月19日日曜日

マッチョになってた、青春時代


まだ、大切に乗ってます・・・とだけ書き添えられて
メールBOXに送られて来た写真です

アイディングS3 ! ライトウェイトSPL
山下町のパームツリーがそびえた、日本離れした雰囲気で
宝石のようなクルマを生み出した、コンストラクターが
本国ドイツのシュニッツアーが慌てるくらいの造り込みと
圧倒的な拘りを持って造られた、戦闘機のようなクルマ

見ただけで、イロイロな思い出が蘇る写真です


メールの写真を見て、セピア色っぽくなってた
昔の写真を、ついつい引っ張りだしちゃいました。
このE36M3は、以前 私が所有していたクルマで
当時、東京に住んでいた頃に探し回って
港南台の、インターチェンジ近くのクルマ屋さんで発見
朝比奈までの試乗で惚れ込んで、即 購入しました
当時は、勢いと勇気があったモノです(笑)

そんな私が、今、そのクルマ屋さんの目と鼻の先で
店を営んでいるのも不思議なもんです。


さらに、購入した際に装着されていた純正鍛造ホイールを
当時、拘りだったBBSのホイールにチェンジする為
当時はオークションなども無く、有名チューニング雑誌
OPT誌の個人売買欄に投稿、そこで知り合ったのが
白の93モデルの、S氏でした。

たまたま、近所で年齢もヒトツ年上だった彼とは
すぐに意気投合、当時は勤め人だった私と
勤め人から転身途中だった氏とは、本当に
いろいろな意見を述べ合い、刺激も受けました


この後、私のM3はS氏と一緒に走りに行っていた
筑波山で、氏のほぼS2仕様となっていた白M3の
後を、オーバーペースで追いかけて
痛恨のスピン・・・・・・
両サイドのガードレールを激しく舐めながら大破

当時、S氏が懇意にされていた、アイディングに入庫
修理より、保険を使って車両の新規購入のほうが得策
当時、アイディングの在庫車両のS2、S3の購入も考えましたが

さすがに、当時27歳のわたしには高嶺(高値)の花
・・・・・・断念いたしました


事故車両は、当時シュニッツアーがデモ車両を
CLS~CLS2とライトウェイト化していたのを受けて
アイディングの、レーストラック対応車両の開発用に
譲ってもらえないか??という事になり

私の黄色号は、アイディングの手によって
DTMレースカーさながらの、ロールケージ
スポット溶接、2リングピストンにチタンコンロッド

今では、考えられない 豪華メニューで生まれ変わります。


そうして生まれ変わった珠玉の一台は、様々な紙面を飾り
数あるE36コンプリートモデルの中でも最強の一台となりました

その後、日本の景気の趨勢とともに、山下から
アイディングは無くなり、珠玉の車両も方々へ
行方知れずとなってしまいます
フェラーリの数台は、マルカツ(現クライスジーク)で
都筑区に私が在住当時は、毎朝見かけて
このS3の行方が頭をよぎったものでした
噂で、アレは、スクラップになったらしい・・・・と

私は横浜でネッタイギョ屋さんとなって、ドタバタが始まり
氏は家庭を持たれ、家業を継がれ 
互いに忙しく、出会える機会も減ってしまいました

そんな中、経営者となり、家業の立て直しに奔走されていたS氏が
なにげなく通った道すがら、偶然にもS3と再会したのです
S3に、呼ばれた・・・そんな気になったと氏は語ってくれました

当時の、S3はそれは酷い有様だったといいます。
購入された氏は、永田で復活したアイディングに持ち込み
ここまで、コツコツと復活されました

数年前、氏より連絡頂き、再会を果たした時
紙袋に蜂を詰め込んで振り回したようなエキゾースト
なんのロールもなく、横に移動するスタビリティ
月日は経ちましたが、当時そのままの衝撃と感動でした



 

  
黄色の事故後、私は964RS、マセラティシャマル等
様々な候補車両に氏と一緒に試乗しまくりましたが


結局、アブス、白内装のM3を再度購入

このクルマは、ネッタイギョヤさんを始める
資金の一部として売却されるまで乗りました



その後、どうしても直6、M powerの魅力から離れられず
荷物も積んで、仕事にも使えるMとして
E34M5ツーリングを購入、最終的には
日産VQピストンにモーテック、スポット増しに
発泡ウレタン補強と、最強のツーリング!
を、目指して 弄くり倒しておりました
そして!!驚くなかれ・・・・偶然にも
その際に、お世話になったのがアイディングで
オリジナル12気筒エンジンの開発を担っていた
木村氏でした、車体が支えられない
パワーを引き出してくださいました


この一枚の写真から蘇る青春の、直6 Mシリーズ
頂いたメールの画像には、まったく色褪せず

それどころか、当時のそれ以上に
若返って、ビルドアップされていました

愛車って、こーゆう事だなあって
羨ましさすら感じた、一通のメールでした


アクアショップAREA HP


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